遊牧型鍼灸師 小林哲也
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漢方について

2014年6月2日
漢方

鍼灸と漢方の関係

先日、大岡山にある漢方薬局「平和堂」の店主であり、日本漢方連盟理事長である根本幸夫先生(横浜薬科大学教授)の漢方の講義を受けてきました。

「鍼灸と漢方薬」は古来からセットで同じ学問体系を持って発達してきましたが、現代日本では資格や制度上、鍼灸師が漢方を処方することはできません。中国やアメリカでは鍼灸師が漢方を処方できる場合もあります。

  • 日本:鍼灸師と薬剤師・医師の資格が分かれている
  • 中国・アメリカ:鍼灸師が漢方を処方できる場合も

同じ源流を持ちながら、知識や制度が分断されている現状があります。

漢方の古典「傷寒論」とは

今回の講義は、漢方の古典「傷寒論」に関するものでした。「傷寒論」は中国・三国時代の張仲景が疫病の蔓延をきっかけに体系化した書物で、伝染病に対する漢方薬の処方や病態の見極め方がまとめられています。

傷寒論のポイント
・病気の経過ごとに最適な処方を選ぶ
・身体の抵抗力や症状の段階を見極める
・新陳代謝の医学としての視点

現代に活きる漢方の考え方

  • 感染症の進行段階ごとに処方を変える
  • 身体の抵抗力(体力・免疫力)を重視
  • 慢性病の要因も「外からの病気」と「身体の抵抗力」のバランスで考える

漢方の診断では、汗や大小便の様子など新陳代謝の機微を細かく観察し、最適な治療を行います。これが漢方の神髄です。

漢方薬局の選び方・利用のポイント

  • 身体の状態をしっかり診てくれる薬局を選ぶ
  • 古典や理論に基づいた処方をしてくれるか確認
豆知識:「傷寒論」は鍼灸理論の古典でもあり、現代の感染症や慢性病の治療にも応用されています。

よくある質問(FAQ)

Q: 鍼灸と漢方はどう違うの?
どちらも東洋医学の体系ですが、鍼灸は「気・血・経絡」へのアプローチ、漢方は「証」に基づく薬物療法が中心です。
Q: 漢方薬局はどう選べばいい?
身体の状態を丁寧に診てくれる、古典や理論に基づいた説明をしてくれる薬局がおすすめです。
執筆:遊牧型鍼灸師 小林哲也
鍼灸師(針・はりきゅう師)、按摩マッサージ指圧師
日本不妊カウンセリング学会 認定 不妊カウンセラー
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